2008年12月23日火曜日

アーキテクチャの生態系

社会学?か何かわからんけれども、単語が難しいせいで理解しづらい本だった。別にこの本が理解しづらいという意味ではなく、たぶん自分は頭がいい人たちの半分もこの本の内容を楽しめてないな、と感じただけ。読みながらiPhoneでWikipediaを引きっぱなし。
とはいえ、各種メジャーなサービスを普段あまり深く考える事が無い視点で観察した話が書かれていて、そういう点でかなり面白かった本。自分の場合は技術としての観点ばっかりなので新鮮に感じた。「主に国内の」以下のサービスについて、海外と比べた日本の文化を背景にどうマッチしたのかなどなど、深い分析が書かれている。
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今から読む人のためのアドバイス

16ページで説明されている、本書で使用されている「アーキテクチャ」という単語の概念と「規範(慣習)・法律・市場」の関係をしっかり頭に入れてから読むと良いと思う。ここをしっかり確認して常に頭において読まないと、著者が読ませたい意図を見落としてしまっておもしろさがわかりにくくなってしまぅかもしれない。

ふと思い出した事

「Web2.0」のアーキテクチャの「生態系」という話が、以前パソナテックカンファレンスで参加したセッション「Webの未来を指し示す技術ベンチャー」で聞いた「Webは新しく誕生した観察可能な新たな自然(Nature)だ」(サイジニア株式会社の吉井氏の発言)という考え方を思い出した。

気になった些細な点

332ページで米国のソーシャルウェアの紹介としてFacebook,Twitter,FriendFeedがあげられているが、FriendFeedのみ「フレンドフィード」と括弧で括られて紹介されていた。なぜFriendFeedのみ括弧付きで書かれたんだろか。著者のお気に入りサービスだったりするんだろか?FriendFeedユーザなので気になった。

結構ボリュームがある本だったけど、そろそろWEB+DBの季節だし、WEB+DBに間に合うよぅなんとか読了できてよかった。あ、もやしもん7巻も届いたんだった…いやいや、クーリエジャポンも2ヶ月分溜まってるんだった…。まぁ、読む本がたくさんあるってのはいい事ですね。

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