ウェブを変える10の破壊的トレンド
「Direct」「Free」「Crowdsourcing」「Presence」「Web-Oriented」「Virtual」「Videos」「Interface」「Search」「Semantic Technology」の10のキーワードを元に各種サービス、その背景なんかを説明しているモノで、かなり興味深かった。パラパラめくるだけだと淡々といろんなサービスが列挙されているだけに見えるけど、単にそれだけではない。カバーしているサービスも非常に多くて、自分が使っているサービスはほぼ全部網羅されていた(iKnowが見当たらなかったくらい?)。ただ、「Virtual」については自分があまりにも知識不足な為に興味を掻き立てられなかった。
あとは、著者が純粋に技術系を理解していないのか時期的な問題なのかはわからないが、以下のよぅな違和感があった。
- Yahoo!PipesとMicrosoftのPopFlyが全然別の場所で紹介される。
- オンライン・オフラインの章で、オフラインとしてAirが紹介されているが、GoogleGearsはまた違う章にて紹介される。
- SNSとして、英語学習の為のiKnowのようなサービスってのはSNSの中でも一風変わった分野だと思うけど、紹介が無かったよぅに思う。
- 各種サービス類が、最所だけはちゃんと英語で表記されるのに、2回目以降は徹底して「カタカナ」で表記される。めちゃくちゃ読みにくい。
まあ些細な事ばかりなのであんまり気にせず読んでみてほしいと思う。社内のメンバには強制してみたいな。反応が見たい。だがその前に、もう一度読んでみよぅと思う。
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか
今更かもしれないけど、やっと読んだ。「
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)」の一年後の続編というカンジ。著者の梅田さんが色々話題になっていて、著書に対する書評を前もってたくさん目にしてたから特別新しい事は感じなかった。
ただ、実際に読んでみて思ったのは「若い人間でまだ高速道路を走り始めていない人がいれば、この本を勧めよう」と感じた。まずはどこへ行く道路でもいいから、どれか適当に走り始めてみたらどぅか、とだけは勧めておきたい。「かかれた内容を疑いながら読む」というひねくれた読み方で読んでくれたらなお良いと思う。そして、自社の経営陣にも読んでもらいたい。どんな反応をするのかに興味がある。たぶん、「資金」の問題なんかを言い訳に「最初の半分」の時代の考えを持ち出すはずだ。想像通りそんな反応をされたら、心底つまらんなぁ(反応もそぅだし、会社自体が、ね)。
自分的に印象に残った表現方法をそのまま引用してみた。
- ウェブ進化を過小評価し「最初の半分」に過剰適応すると、かえって「あとの半分」の世界でサバイバルできないのではないか(p012)
- 「時間の使い方の優先順位」を変えるにはまず「やめることを先に決める」ことである。(p143)
- p194からの「自らの内部にカサンドラを持て」の節、そこであがる注意事項の5項目。
それぞれ週末の高山往復の高速バス内にて読んだけど、案外酔わないモンなんだなーと。片道5時間あるので、上記の2冊は往路復路でそれぞれ読めた。普段の生活では通勤時、昼食時、が主な読書の時間で、今回のよぅに5時間連続で読書に時間を割くことがないから新鮮だったなぁ。昔はこぅして連続した時間を割いて読んでいたな…。
0 件のコメント:
コメントを投稿