第一弾の成果物は「発注者ビューガイドライン(画面編)」のようです。画面、システムの振る舞い、データモデル、の3種類の成果物を作成していくようです。
発注者ビューガイドライン(ダウンロード可能)のページからPDFでどっさり落として来れるようです。全て含んだPDFを落とすと、全部で293ページありました。私のAcrobatReaderが悪いのかどうかわかりませんが、目次がリンクになっていなくてすごぶる使い勝手が悪い。各成果物で定義されている要素属性について、XMLSchemaを書こうと思ったのにPDFからコピーが制限されているようです。AcrobatReaderのステータスバーの左下を見ると、鍵のアイコンが。一体何のためだ？色々皆にいじくってもらう方がより良いと思うんですがね、わかりませんね。とりあえず、
brava!readerで開けば制限も無視して簡単にコピーできるからいいです。
- 画面一覧について、コンポーネントベースのWeb画面だと使いづらい面があるかも？
- 画面一覧、「階層」属性が邪魔じゃないですか？一画面1階層にしか属さない？セル分割するのか？
- 画面一覧、”「画面名」「機能名」を同じ列に書いている”を望ましくない例、としてあげているのは良いですね、当たり前なんですが。1セルひとつの情報が基本ですよね。<hoge>ペット購入/カタログ画面</hoge>なんて書きませんもんね。そういう人はXMLもかけないのかもしれない。
- 画面一覧、48ページ目にある、「望ましくない例」として「分類」属性を立てにマージしたセルを望ましくない、と上げているのは良いことだと思います。ちゃんと1セルに1データで書いてくれればプログラムからも自動抽出しやすいです。
- 画面一覧、51ページ目の、「タイミング」「ピーク時件数」「想定利用者」とかありますが、これらって並べて書く内容なのでしょうか？私には意図が理解できませんでした。
- 画面遷移、56ページ目、表記例は見づらいですね。なんでスクリーンショットで表現しているのでしょうか。ちっちゃくなっちゃう気がするんですが、意図がわかりません。
- 画面遷移、ページ遷移を伴わないまま大胆な画面書き換え（存在していなかったようなテーブルなどが登場するとか）が行われる際の表記がどのようになるのかが気になりました。書き換えだけじゃなくて、IFrameでのダイアログっぽい見かけとかも。
- 画面レイアウトで、いきなりスクリーンショットとは何事かと思うのは私だけでしょうか。
- 画面の見かけに関する話150ページ前後、色やフォントについては実際の色やフォントを使用して…とあり、これはあんまりやった記憶がないです。是非積極的にやってみたい…ですが、あまりリアルっぽいと「何か違う」とかで問題が出そうな。
- 170ページ付近の、入力チェックについては、ここの段階では具体例は必要無いもんなのでしょうか。ここで書く人は、この段階で具体的に知っているんだから、ここで書いて欲しいですねー。206、207ページ当りがそれに該当するのかな？
- 177ページの入力項目ですが、画面に存在する項目だけ？ここでは、裏で持つ項目についてとか、そういった実装方法はまだ考慮しない段階なのでしょうか。実装でうまく持ちまわしてね、とかそういう事になってしまう？データ発生元としてセッションとかクッキーとかそんなのはここではまだ決まっていない？
- 190ページの状態に応じた処理ですが、逆にこの段階でここまで書けるもんでしょうか。また、192ページの「望ましい例」としてインデントを使った条件(状態)の表記がありますが、「処理詳細」は複数インデントに対応したセルなんでしょうか。こういった記述も含む書類であれば、Wordで書くべきかと思いました。
- 212ページ。そこまで書いておいて、なぜにWordを使わんのか！と思ったけど、Excelとはどこにも書いてないやね。Wordなの？
全体的な感想。
- なんでPDF内でリンクが無いのでしょう。このドキュメント自体がｒｙ
- 外部設計書でここまで書きますか！下で請ける身になると嬉しいです。つか、内部設計は書かずにやってよいですか。
- 随所に、しつこいくらい、成果物間で使用される「名称、IDの一致」について「正しく一致するか？」のような記述があったのは非常に良いと思いました。当たり前のことですが。
- こういったガイドラインを国内大手が集まってまとめてくれるのは良いことだと思います。が、読んでみて、時間の無駄だったとも思いました。232-242の「コツのチェックリスト」。これだけでOKOKなんじゃないでしょか。
- 何で全部Excel臭が漂っているんだ？と思いませんか？画面イメージとか作るならWordがいいんじゃないですかねぇ。あぁ〜Excel臭ぇ。でも、Excelとはどこにも書いてない？そうか、実はWordなんだ！
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