最近Apps MarketplaceというプラットフォームがGoogleから公開されました。B|CtoB なアプリケーションを登録できるプラットフォームです。アプリケーションの登録・公開方法については@ITさんに記事がありますので、そちらを参考にして下さい。今はまだ開発ベンダ向けのGoogleによる課金のサービスが提供されていませんが、これが開始される時までにそれなりにMarketplace向けのアプリの構築に慣れておきたいものです。私の場合は、モチロン AppEngine を使うことにします。
注意が必要な点として、登録できるアプリケーションには2種類あるって事です。アプリケーションの登録時に「directly installed into Google Apps domains」という選択肢をオンにするかしないか、という違いです。これをオンにすると、GoogleApps使用中のグローバルナビゲーション部分に統合されるアプリケーションを作成することができます。
こうやって統合されている方がユーザとしては使い易いと思われるので、たくさんのユーザに使ってもらうためにもこのタイプのアプリケーションを構築できるようにしておきたいところです。このタイプのアプリとして登録するには OpenIDによるSSO が可能なアプリケーション、という条件があります。しかし、現在のGoogle App EngineのUserServiceでは特定のGoogleアカウントドメインに固定した認証しか対応出来ていません。でも大丈夫です、Marketplace公開日にはSSOアプリとしてのチュートリアルはPHPバージョンしか存在していなかったのですが、いつの間にかAppEngineJavaによるチュートリアルが追加されています。
このサンプルをjarにして依存し、slim3で構築し直した雛形を作成して公開してみました。ライセンスはNYSLで扱って下さい。
使い方
- 上記プロジェクトをsvn checkoutやgit svn cloneします。
- eclipseを使う方は、checkoutされたフォルダに移動して
mvn eclipse:eclipse
を実行します。- maven-eclipseを連携させるために、eclipse側でM2_REPO変数にmavenのローカルリポジトリを設定しておく必要があります
- war/WEB-INF/appengine-web.xml内のそれっぽい変数をそれっぽく編集します。
marketplace-sample
って文字を検索すると良いです。 - 自分のアプリの本体を実装します
- Marketplace用のManifest.xmlのサンプルも一緒にコミットされているので、コメントを参考に適宜いじると良いです。ここでも
marketplace-sample
って箇所を弄りましょう。 - デプロイします
- marketplaceに登録します
すごい大雑把に書いてしまいましたが、なんとしても appengine で marketplace 向けにアプリを…!って人には手抜きできて良いと思います。また、雛形の中にはOpenIDによるセットアップに続いて実行できるOAuthでの承認も含めていますが、これは本来はOpenIDによる認証とOAuthによる承認を同時に行うべきですので、とりあえずはコメントアウトしています。動作はしますので、誰かHybridに実装し直してくれると大変嬉しいな、とか思ってます。
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